2013年11月2日土曜日

#281 SUMITA CUP 2013 day1

抜けるような青空が広がっており、絶好のチェーンソー・アート日和だ。いつもより早く起床し、身支度を整えて出発しようとするが、手袋の捜索に時間を費やしてしまい、出遅れてしまう。

45号線を北上し、一路住田町へ向かう。星石油店の前を通ると、顔なじみの店員さんが手を振ってくれた。そして、340号線を走っていると、見知らぬカローラバンから手が降られる。三重ナンバーの1号機はどこでも目立ってしまう...カローラバンは、後に杣遊会のY君と判明する。

SUMITA CUP 2013の会場に、集合予定時刻から10分ほど遅れて到着する。会場ではスタッフが準備に勤しまれていた。そして、セットされた11本の丸太がカーバーの到着を待ちわびていた。

協議開始前に審査員の紹介やブリーフィングがあり、その後杣遊会会長による安全講習が行われた。特にキックバックについて入念に説明が行われる。ケガをしてしまっては元も子もないと、「山稼ぎ」を35年も続けているベテランの言葉は重い。
講習が終了し、一斉にチェーンソーのエンジン音が響く。今回のテーマは「再生」。中が空洞の木、叉木、洞のある木...非常に難しい材料を青森、秋田、岩手、宮城、山形から集いし猛者が作品へと生まれ変わらせる。
佐藤亜土夢選手:山形
髙橋選手:宮城
佐藤秀也選手:山形
菊地一郎選手:山形
菊地信介選手:山形
乗上選手:岩手
齋藤選手:宮城
石川選手:秋田
佐藤雄三選手:山形
志賀選手:青森
山蔭選手:岩手
高校生カーバー佐藤亜土夢選手
自分に与えられたミッションは、もろもろ準備とか片付けとか。今日はスタッフが潤沢にいるので、「適当に休憩しながらやってね」と言われていたので、カーバーのテクニックを間近に見ることに。
同様にスタッフとして参加していた方に、以前にもお会いしたことのあるH氏が見えた。当時は震災で離職中だったが、今は岩手県の任期付職員として採用されているとのこと。いい情報に思わずうれしくなった。

作業を行っていると、同じくスタッフとして参加されている町議会の村上先生から一服しようと声を掛けられる。自分のことにとても興味を持ってくれているので、気仙沼や南三陸の状況、バイオマス発電の動きなどを説明する。あらゆることに熱心で、同じ目線で話をされる村上先生も尊敬する政治家だ。多田町長といい、住田は本当に人に恵まれていると思う。

時を同じくして、W技師が立ち寄ってくれた。好奇心の旺盛なW技師にとって、魅力的なイベントに思ってもらえたようだ。技術だけあっても、想像力やセンスがなければ作品を生み出せないと、いつもと同じく的確かつ冷静なコメントをくれた。

W技師とともに昼食をおよばれする。これで自動的に労働に駆り出されることになる。
午後も引き続き熱演が繰り広げられる。土曜日は仕事をしている人も多いからか、観客はあまり多くない。もしくは、住田でチェーンソーアートは当たり前すぎる出来事なのだからか...。
多すぎる来場者があると、それなりの受け入れ態勢を構築しなければならないが、この良き雰囲気は失われてしまうことになる。とても悩ましい...
今日のセッションは日没前に終了。日が暮れると急速に寒くなってきた。会場の片付けを行ってから少し斉藤機械店でねまる。
そして開会式の会場となる、元ベースキャンプのグリーンベル高勘へ。選手、スタッフ混在で懇親会となる。もちろん多田町長も臨席されるうえに、観光協会長も出席される。チェーンソーアートは住田の観光に一役買っている。そして、やまびこ、ハスクバーナ・ゼノア、スティールなど、メーカーの営業さんも参加している。

同じテーブルに座られた佐藤亜土夢選手や乗上選手とクルマのネタで盛り上がる。メカ好きな人はチェーンソーも好きになるのかな。
出たり入ったりしていたので、あまり食べ物に口をつけることが出来なかったが、こうやって初見のみなさんとテーブルを囲めたことは良かった。
二次会に向かうメンバーをお一人送り、そのまま帰宅する。一日外にいると疲れてしまった、また明日頑張ろう。